スペインで民泊禁止のニュース
皆さんおはようございます。
本日のNHKでスペインで民泊禁止というニュースがありました。
調べてみると集合住宅での民泊が一部期間(バカンス期間)禁止になるらしいです。
これは一つの大きな動きとして注目したいと思います。
昨年7月にバルセロナでデモがありました。
そのデモの内容はなんと「観光客帰れ」です。
(Photo by Albert Llop/Anadolu Agency/Getty Images)
バルセロナといえばヨーロッパでも有数のバカンス地、観光地ですね。
天気も良く料理もおいしく人も優しい最高の土地です。
皆さん一度はバルセロナ、とお思いの方も多いのではないでしょうか?
そんな恵まれた場所で一大産業である観光をさらに盛り上げるために、
民泊も日本より相当先進しているイメージでした。
ところが、「環境客帰れ」なんですね。
観光客が増えると街は基本的には潤います。
・ホテルに泊まる
・お店で買い物
・食事を堪能
ホテルで雇用が生まれ、お店が儲かり、レストランも盛況です。
街にとっていいことずくめです。
また、観光客が増えると市場原理が働くので、
ホテルの値段はどんどん高くなっていきます。
人気の街はお金持ちのお客さんの割合が増えてそれはとても良いことです。
ではなぜ、「観光客帰れ」なのか
そこは民泊が密接にかかわっているんです。
今回禁止されたのは「集合住宅」の民泊ですね。
そうです。
民泊が増え過ぎて、集合住宅がどんどん民泊の物件になっていき、どんどん家賃が高騰してしまったのです。
観光客が来てくれて街が潤う。
観光関係で恩恵を受ける人はそうでしょう。
ですが、観光関係ではない人にとってただ街が混んで、家賃がどんどん上がっていくだけだったんですね。
そういう人からは「観光客帰れ」のデモも起こってしかるべきでしょう。
LCCの普及と民泊の普及で国境をまたいだ旅行は爆発的に増えています。
地元住民と観光客のバランスは日本においても大きな問題になってくるはずです。
こういった観光先進国のヨーロッパのニュースはしっかりチェックしておくべきですね。
- 記事作成 : リオン不動産
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