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リオン不動産の民泊運営日記

民泊とは

2018/04/10
民泊とは

では、まずは民泊とは、ということから解説させていただきます。

民⇒民家、泊⇒宿泊ですね。

誰かの住んでいる家(民家)に、旅行者が泊まる(宿泊)ことです。
その対価として旅行者は家の持ち主に宿泊費を支払います。
2010年以降からインターネットを活用して一般化してきました。

それでは、なぜ「民泊」が一般化したのか考えていきましょう。

民泊が一般化するまでの旅館ビジネスは、多いホテルでは数百室、少なくとも5,6室のお部屋を貸し出し
そして朝夜の食事を提供するといったビジネスでした。
集客はじゃらんや楽天トラベル等のインターネットのサイト、
もっと古くは旅行会社のパンフレットやガイドブック(るるぶなど)ですね。
そういったサイト、紙媒体は掲載料が高く、民泊のように自分の家の部屋が一部屋余ってるから貸したいけど、
といった供給サイドに対応することは困難でした。
それが、Airbnbなどの専門のサービスが出来たことで、旅行者と提供者を直接的に繋ぐことが可能になり
情報提供コストが下がったというのが一つの要因です。

次に二つ目の要因として「信用の補完サービス」があげられます。

考えてみてください。
誰かの家の空いている部屋に泊まるわけですから住んでいる人がどんな人なのか気になりますよね?
これを解決したのが(100%の解決ではないかもしれませんが)Airbnbのスコアリングシステムです。
これは、旅行者がホストの採点をするシステムです。採点される側はいいスコアを取れないと
次のお客さんが来てくれないのでしっかりとサービスします。実際に泊まった口コミと合わせて
旅行者がどんな点数をつけて、どんな感想を言っているのか参照することで信用補完になります。

また、逆側の保証もあります。ホスト保証です。
余ってる部屋を貸そうかな、と思いついたとき、どんな人かもわからない旅行者←ここポイントです。が
自分の家に来て自分の家を汚した、何か大事なものを壊したらどうしようというのは誰しもがまず
考え付くリスクだと思います。
それに対してAirbnbなどで用意しているのが、ホスト保証サービスです。
旅行者に壊されたもの、盗難されたものなど何と金額1億円まで保証されます。これは大きいですね。

こうして旅行者と家主が直接繋がることで考えられるリスクをしっかりヘッジし、信用補完していることが
民泊サービスの飛躍の大きな要因です。

最後に旅行という行動自体の増加、そしてその多様化があげられます。
中国人旅行者の消費行動が変化、爆買いから体験へというフレーズは皆様もどこかで一度は
耳にしたことがあるのではないでしょうか。
生きていくために、生活するための必需品は、もう既に溢れており、そして嗜好品についても
一通り買ってみた人が次に求めていることは「体験」です。
行ったことのないところに行き、接したことのない人たちと接し、食べたことのないものを食べる。
そういった体験は中国人旅行者のみならず、世界中の人たちが求めていることです。

20世紀型ともいえる、大体サービスの想像できるホテルに泊まって銀座でお買い物という定番から、
・オーストラリア人ばっかりのニセコ
・タイ人に人気な佐賀県の神社
・中国人が博多の屋台で食い倒れ
・ヨーロッパの熟年夫婦が田舎の就農体験
こういった「体験」に人々の関心は移ってきています。

そういった志向の多様性に柔軟に対応できるのも民泊であると考えています。

今回のまとめ
民泊の一般化の要因
1.情報提供コストの低下
2.プラットフォームによる信用補完サービスの充実
3.消費から体験へ

リオン不動産
記事作成 : リオン不動産

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